衣替えの季節など、クローゼットや押入れなどの収納スペースに服が入りきらなくなった経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。思い切って断捨離するのもいいけれど、大事な洋服ほどできれば上手に整理して保管しておきたいもの。今回は、冬服やドレス、着物など、しまう場所に困っている沢山の衣類を収納する方法について、さまざまな収納アイデアをご紹介したいと思います。

冬服、着物、子供服…。クローゼットや押入れに入りきらない衣類があると、こんなデメリットが

自宅に冬服などの収納するクローゼットや押入れなどのスペースが足りないと、なんとなくリビングに出しっぱなしにしてしまったり、ハンガーラックにつるしたままにしてしまいがち。よくあるパターンとはいえ、こうした洋服を整理収納できずにいると、どんなマイナス面が生じてしまうのでしょうか。

部屋が散らかり、室内の美観が損なわれる

着ていない洋服などがリビングなどに出しっぱなしになっていると、部屋全体が乱雑になり、室内の美観も損なわれます。またクローゼットや押入れは洋服を収納するだけのスペースではありません。
ここが冬服などで満杯になっていると、他にしまいたい道具や小物、家電などの収納場所がなくなり、より居住空間が散らかった状態になります。

着たい服、必要な服がすぐに見つからなくなる

クローゼットや押入れが許容できる収納量よりも多い洋服があることで、別の収納ケースや室内置きのハンガーラックなどに仮置きすることになり、どの服をどこにしまったか、把握しにくくなります。
洋服の管理が全般的にずさんになることで、忙しい朝に着たい洋服をすぐに見つけられず、コーディネートもおざなりになったりと、なにかとストレスの原因になりがちです。

クローゼット内の通気性が下がり、服が傷みやすくなる

クローゼットや押入れのスペース内にギリギリまで洋服を詰め込んで収納することで、洋服同士が圧迫されてしわや劣化の原因になります。特に高価な衣類やデリケートな素材の洋服を収納する場合は、通気性と余裕を持ったスペースでの収納が大事です。

クローゼット内の湿度が上がると、カビなどがつくことも

収納スペースいっぱいに洋服を押し込むことで、スペース内の通気性が下がり、湿度が高い季節などはカビや虫食いの原因になったりすることも。洋服の劣化や傷みを防止するためにも、ある程度の余裕をもった収納を心がけるようにしましょう。

クローゼットや押入れに入らない服の収納アイデア。圧縮袋やハンガーラックを活用しよう

クローゼットからあふれた洋服、どうやって収納すればいい？　便利な収納アイデアやちょっとした整理のコツをご紹介します。

ハンガーラックを用意し、室内にかける

クローゼットにこれ以上、洋服を吊るすためのスペースが足りないなら、別にハンガーラックを用意して、そこに吊るして保管するというのもひとつの選択肢。
ただし、ハンガーラックをリビングや部屋の片隅に配置しなけれなならず、室内の見栄えの面ではデメリットも。ハンガーラックに布やシートを被せて、洋服でごちゃごちゃしがちな見た目をおしゃれに隠すこともおすすめ。

収納ケースなどに整理し、室内のデッドスペースに保管する

リビングなどにそのまま置いても美観を損ねないおしゃれな収納ケースを用意し、その中に整理、保管するという方法もあります。収納ケースの奥行きやサイズを合わせて洋服を選んだり、「冬物専用ケース」「インナー専用ケース」など、収納用途をラベリングしたりすることで、より使いやすく、無駄なく収納することができます。

圧縮袋に入れて、収納スペースを確保する

羽毛布団や毛布、冬物のダウンジャケットなど、大きくてかさばる衣類や寝具などは、袋内の空気を抜いてコンパクトにすることができるタイプの圧縮袋を使用すると便利です。
掃除機で空気を抜くタイプと、手で押さえながら丸めて圧縮するタイプがあります。コストもかからず、旅行カバンなどにそのまま入れて旅先にも持っていくことができるなど、限られた収納スペースの有効利用にはとても便利なアイテムです。

実家や知人の家などに預ける

七五三に着せた子供用の和服や着物、結婚式用のドレスなど、「すぐには使用しないけれど、捨てられない衣類」については、実家や知人宅で収納スペースに余裕のある家に預かってもらうというのもひとつの方法。ただし、よほど親しい間柄でないと保管を頼みづらいのと、使いたいときに受け取りに行かなくてはいけないのが難点です。

自宅以外の収納スペース「トランクルーム」「レンタル倉庫」に保管する

自宅のクローゼットなどの収納スペースにこれ以上余裕がない場合の選択肢としておすすめしたいのが、トランクルーム（レンタル倉庫）です。
一般的に市街地や商業地域などにあり、必要なサイズの収納スペースを手頃な月額料金で借りることができるため、自宅のスペースに余裕がない都市部在住のユーザーにとって非常に頼りになる存在です。

「トランクルーム」ってどんなサービス？

トランクルーム（レンタル倉庫）は、クローゼットや押入れに収納できない大きな家具や季節外の衣類、スポーツ用具、書類などを保管するためのスペースを提供するサービス。
季節ごとの衣替えや引っ越し時の一時的な保管、趣味の道具や収集品の保管など、さまざまなシーンで安全かつ効率的に活用できる、いわば「もうひとつのクローゼット」「第2の押入れ」です。トランクルームを利用することで暮らしの利便性を大幅にアップすることができます。

大事な衣類の保管には温度や湿度の空調コントロールが完備されている「屋内型のトランクルーム」がおすすめ

トランクルーム（レンタル倉庫）には、ビルなどの建物内に設置された屋内型と、コンテナなどを利用した屋外型があります。冬物のコートやドレス、高価な着物など、大事な衣類を保管する場合は、湿度〜温度管理や劣化防止の観点から、換気・空調管理システムが導入された屋内型のトランクルームを選ぶといいでしょう。
考え抜かれた万全の空調システムが特徴のルートストアハブのトランクルームなら、その点も安心してご利用することができます。

セキュリティ対策も安心

大事な衣類を預ける以上は、防犯対策も気にしたいところ。防犯カメラや電子キーなどのセキュリティ対策を採用しているトランクルームも多く、利用する場合はこの点もぜひチェックしておくといいでしょう。ルートストアハブのトランクルームなら、大手警備会社のセキュリティシステムを導入。24時間体制でトランクルームの店舗内、店舗外をモニタリングしており、万全の監視体制です。

自宅から生活圏内のトランクルームを探せば、より便利に！

トランクルームに衣類を保管する場合は、自宅からクルマや徒歩で通える範囲の店舗を利用すると便利です。保管した衣類の出し入れを頻繁に行いやすく、また家具や家電用品、スポーツ用品や趣味のアイテムなど、衣類以外の荷物を整理収納するためにも非常に便利。以下のリンク先から、お近くのルートストアハブの店舗を検索してみてはいかがでしょうか。

【断捨離】クローゼットや押入れに入らない服を捨てたい。なにを基準に廃棄する？

自宅のクローゼットや押入れなどの収納しきれない衣類を捨てるのは、なかなか難しい決断ですよね。思い出がつまっている服はもちろん、「まだ着られるのではないか？」などと考えてしまうと、衣類の断捨離にもちょっとした勇気が必要です。

上手に衣類を断捨離するための「7つの基準」とは

スッキリとシンプルに、また気持ちよく暮らすために、以下のポイントを考慮しながら衣類の断捨離をされてみてはいかがでしょうか。無駄な衣類を手放すことは、生活の質の向上にもつながりますし、自分にとって本当に必要なものを見極める、いい機会にもなります。

①1年以上、着ていない	1年以上着ていない服は、今後着る可能性が低いと考えられます。思い出深いものでも、実際に着ていないのであれば、手放すことを検討しましょう。
②サイズが合わなくなった	体型が変わってしまい、サイズが合わなくなった服は、無理して着続ける必要はありません。
③汚れ、ほつれがある。ヨレている	汚れや破れ、シミなどが目立ったり、古くなってヨレてしまい修復が難しい衣類は、潔く手放すことにしましょう。
④着心地が悪いと感じる	素材やシルエットが気に入らない、着心地が悪い服は、たとえ流行りものでも、積極的に手放すことを検討しましょう。
⑤「自分に似合わなくなった」と感じる	色やフォルム、デザインなどが自分に似合っていない服は、どんなに気に入っていても、もはや着る機会が少なくなっていると考えたほうがいいでしょう。
⑥同じような服を持っている	似たようなデザインや色の服を複数持っている場合は、厳選して、着回ししやすいものを残しましょう。
⑦着てみても、なんだか気分が上がらない	その服を着てもまったく気分がわくわくしない、ときめきを感じないという衣服は、思い切って処分してみましょう。新しい服を買う余裕もできるかもしれません。

【断捨離】衣類を捨てる際に、ちょっとだけ気にしておくといいこと

着なくなった衣類を捨てるのは、精神的にもなかなか大変な作業です。思い出がつまっていたり、好きなブランドの洋服だとしたら、なおさらですよね。以下のことをちょっとだけ気にすると、気持ちよく断捨離することができますよ。

思い出の洋服は写真に撮ってから断捨離する

いい思い出があったり、大事に着ていたお気に入りの服も、いつかは断捨離しなくてはいけません。そんなときは、捨ててしまう前に写真に撮っておくこともひとつの方法。気持ちの整理もつきますし、写真を後で見返したときに幸せな気分になることも。

リサイクルや寄付に回す、フリマアプリなどで売る

せっかく大事に着ていた服です。汚れていたり破けていたりといった不具合がなく、他に欲しい人がいそうな衣類の場合は、リサイクルや寄付に回したり、フリマアプリなどで売るなどして、いま必要だと思ってくれる人に届くようにするのもいい方法でしょう。

感謝の気持ちを持って手放す

大事にしていた衣類を捨てる時って、なんだか罪悪感がありますよね。しかし、服を捨てることは、決して悪いことではありません。
不要な服を手放すことで、クローゼットや押入れのスペースを有効活用できるだけでなく、心もスッキリとすることができます。断捨離する際は、服に感謝の気持ちを込めて、丁寧に処分するといいでしょう。